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オーバーフローとはシンクの横や正面に付いた水抜けの穴です。
シンクに一杯水を溜めた際、水があふれないように付けられています。
デメリットが多く、家庭用シンクでは数年前に廃止されました。
ディスポーザーとの相性も悪く、様々なトラブルが起きます。
当店では基本として、オーバーフローを閉塞してから設置をしています。※作業費無料です。
→オーバーフロー穴の塞ぎ方はこちら

理由1. 悪臭の発生源になります。害虫の住処にもなります。
定期的に水が流れれば問題はないのですが、ここは滅多に水が流れることがありません。
ディスポーザーで処理された汚泥がホース内側に蓄積、腐敗して悪臭を放つと共に害虫の住処となります。
理由2. 詰まった時に真空ポンプが使えません。
排水が詰まった際に簡単に復旧できる真空ポンプ(スッポン・ラバーカップ)が使えません。
理由3. 漏水の原因になります。
経年でホースが劣化で硬化します。横からの接触で簡単にヒビが入り漏水する恐れがあります。
理由4.自動洗浄機能が作動しません。
フロム工業、スキューズ社製品等、内部の自動洗浄機能がある機種は、オーバーフローがあるとこの機能が作動しません。
→この仕組みを知らずに、そのまま接続される施工業者さまが多いのでご注意ください。
理由5.そもそも、必要ありません。
国産のディスポーザーはすべてフタに流水穴があり、水を溜めることができません。

オーバーフローはディスポーザーの配管につながっています。
このホースに上から水が流れることが滅多にありません。
その為黄矢印の箇所に腐敗ごみが付着蓄積しオーバーフロー穴から臭気を発します。

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オーバーフローの例1:↓一般的なタイプ。シンクの横か正面にあります。
img_9062 

オーバーフローの例2:↓正面に丸い穴があるタイプ。
IMG_20170204_173445_resized_20170205_092748703 IMG_8997
ちょっと回しにくいのですが、このフタ全体をつかんで回すと外すことができます。シンク裏側のホース側を回した方が外しやすいですね。

オーバーフローの例3:↓シンク一体型のスポンジ入れ。
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シンク一体型の洗剤立ての底面にオーバーフローの穴があるケースです。
この場合はお客さまに相談をしています。
デメリットを甘受してそのままディスポーザーにつなぐか、ゴム栓とコーキング材で閉塞してしまうかのいずれかです。

DIYで作業される方はこちら→オーバーフロー穴の塞ぎ方

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直接のEMAILはこちら:info@good-disposer.com

 

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