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スキューズF13とYS7000L(YS8100)の違い

スキューズF13とYS7000L(YS8100)フロム工業との違いってなんですか?
というお問い合わせを複数いただいています。
「どのディスポーザーが良いのか!?」と詳しく調べた方が、最終的に辿り着く2機種です。
カタログスペックや宣伝文句では、全然違いがわかりません。
実機を開封して比較してみたいと思います。
スキューズF13ですが、フロム工業の改良OEM機です。
国産ディスポーザーの専門メーカーといる絶対的な信頼性はどちらも同じです。
価格的にはスキューズF13 の方がやや高めに設定されていますが、その違いなど確認します。
カタログやパンフレットには載らない、実機での違いを独自にレビューします。
※YS8100(フロム工業)との違いのご質問もありますが、粉砕容量(1.5ℓ/1.3ℓ)以外はほぼ同一です。
※2022年1月にスキューズF13 が改良マイナーチェンジしました。こちらはマイナーチェンジ前の記事になります。
外見
スキューズF13の全高270mm、YS7000Lは242mmです。3センチ程の全高差があります。
上からみると、フタスイッチのデザイン以外は同一。写真では直径が違うようにみえますが、同じ(180mm)ロゴの位置も同じです。※青いのは保護シートで実際はステンレスのシルバーです。
スキューズF13 の方が重く質感があります。スキューズF13:7㎏/ YS7000L:5.6㎏
重さの違いは異なるモーターの影響が大きいのですが、詳細確認ができませんでした。わかり次第追記します。
スキューズF13は上半分が硬質の樹脂、YS7000Lは全体が樹脂です。
腐食が原因で交換される方は気にされるのですが、両機種とも腐食対策はしっかりなされています。
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内部
処理方式、内部の構造も同一ですが、よく見ると3か所の違いがあります。
回転盤を支える中心の軸に注目します。中心軸はスキューズF13(左)の方が頑丈に造られています。
ここはディスポーザーの構造上、最大に負荷のかかる箇所です。
実際に軸破損は他メーカー製品では多く発生していますので、この点は安心です。
また側壁に並ぶ生ごみを粉砕する斜め溝が、スキューズF13(左)の方が長いです。
この斜め溝で生ごみを粉砕しますので、スキューズF13 の方が処理速度が速いでしょう。
ハンマーの形状も斜め溝に合わせたものと思われます。
スキューズF13 は厚く、YS7000Lは平らですが大きめです。
以上3か所が内部構造の違いです。
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動作
フタのスイッチをいれると、スキューズF13は最初に2回小さく動いてから全開になります。
これはモーターへの負荷軽減とカミコミ防止の対策かと思われます。
YS7000Lは最初から全開になります。
両機種とも開始時と終了時に電子音がなります。
スキューズF13 の電子音は小音量で、ほとんど聞こえません。
YS7000Lの電子音は大きく、はっきり聞こえます。
開始時に2回、終了時に3回鳴り、自動洗浄モードの際にはさらに10回鳴ります。
→終了時:スキューズF13は、ピッ・ピッ・ピッと3回
→終了時:YS7000Lは、ピピッ・ピピッ・ピピッと3回
その他
以上、カタログには載っていない両機種の違いです。
機種選びの参考にしていただければ幸いです。
カタログ記載のフタスイッチ運転、⾃動停⽌、ジェット洗浄の仕組みは同じです。
スキューズF13の方が若干値段が高い分、重量もあり細部よりしっかりした造りになっている印象です。
付属品もまったく同じです。説明書+保証書+カミコミ解除工具です。
電気代の比較もご質問にありましたが、ディスポーザーの電気代は他の家電と比較しても極めて少額です。
スキューズF13のカタログデータで年間87円※、YS7000Lも毎日3回使って月々10円以下と記載されております。
※1回40秒の使用、1日2.5回使用、22円/kwhで計算