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ディスポーザー取り外しの作業中、お客様に言われることがあります。

「ディスポーザーって環境に悪いでしょ?だから外そうと思って」

今でも、生ごみを流す=環境悪だと思われる方がいます。
最近ニュースで”脱炭素化”の話題がでていますので、環境悪と言われるディスポーザー販売店の立場から反論させていただこうと思います。

ここ数年で世界中で異常気象が発生し、温暖化の地球への影響が無視できなくなりました。
今年4月に開催された気候変動サミットを受けて、菅首相は2030年までに温室効果ガスの排出を46%削減、2050年までに実質的にゼロにするゼロエミッション(脱炭素化)という目標を発表しました。

温室効果ガスとは地球温暖化の原因となる気体で、二酸化炭素が約75%を占めています。これをゼロにしようというのです。

まず、ほとんど知られていない事実として。
日本はこの二酸化炭素の排出量が世界5位なのです。

二酸化炭素(CO2)排出量の多い国
順位 国名 排出量(100万トン)(2018年)(注)
1 中華人民共和国(中国) 9,570
2 アメリカ合衆国(米国) 4,921
3 インド 2,308
4 ロシア 1,587
5 日本 1,081
6 ドイツ 696
7 大韓民国(韓国) 606
8 イラン 580
9 カナダ 565
10 インドネシア 543

(注)エネルギー起源CO2(各種エネルギーの利用時に発生したCO2)の排出量
出典:International Energy Agency (IEA) – CO2 Emissions from Fuel Combustion Highlights (2020 Edition)

個人ができる対策として、エコカーに乗ろうとか、クーラーでなく散水を!など言われていますが。
そういう次元ではありません。
そして、その莫大な温室効果ガスを排出しているごみ焼却施設です。
たとえば埼玉県が公開しているデータでは、平成20年度に県内で発生した一般廃棄物は約256万トン。
その内200万トンが焼却処理され、約90万トンの温室効果ガスの排出量が推算されています。
数値が大きすぎて、ピンとこないかもしれませんが。
日本は世界中でも断トツのごみ焼却国なんです。

※上下画像出典 Yahoo!NEWS

もちろん焼却処理にもメリットはあります。
衛生的であり、ごみを灰にしてその体積を大幅に減らせることです。

それでもゼロエミッション(脱炭素化)を目標にするのなら、これは方向転換が必要です。
こちらのグラフも衝撃的です。
世界の焼却炉の数です。日本だけケタ違いに多いのです。
これは2008年のデータで今は若干減っているものの、それでも1000基以上あり断トツであることに変わりません。

当たり前のように、ごみを燃やしてきた日本ですが、世界的にみると異常な量です。
それでも、様々な理由や事情で、ごみの焼却処理燃はやむを得ないと仮定します。

その上で大きな問題となるのが焼却炉の火力低下です。
焼却炉の火力が下がると、低温燃焼状態となりダイオキシンの発生量が急激に増加します。
より火力をあげる為には、莫大なエネルギーを必要とします。

その火力を下げる最大の原因が、家庭ごみの30‐40%を占める生ごみの水分です。

※出典:横浜市焼却工場紹介ビデオ

家庭ごみがいくらふえても、乾燥物だけなら自然な燃焼ができます。
乾燥物の中に家庭ごみ総量30-40 %の水分が投入されることが大きな影響となっています。

生ごみをクルマで回収(ここでも温室効果ガスが発生)、水分を焼却し、莫大な温室効果ガスを排出しているのが現状です。

ここでやっとディスポーザーの登場になります。
ディスポーザーが普及すれば、上記問題の大部分が解決することがわかります。温室効果ガスの排出量を減らすだけではありません。
ごみ出し不要、収集場の衛生面、害虫減、使用者の数々のメリットはこのHPでもお知らせしている通りです。
当店がディスポーザー販売を開始した2007年頃、何度か苦情メールが届きました。

排水口から生ごみを流すなんてとんでもない、環境を考えろ!

直感的な環境悪ではなく、その先の焼却処理による環境害との比較であることを考えていただければと思います。
その先の課題、下水処理とコンポスト(compost=堆肥)化につきましては、また別の記事で書きたいと思います。

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